
ブラジル代表が日本代表に1回も勝てなかった歴史が覆された2025年、それだけ、時が流れたということである。
私も気がつけば、
- 勤労所得
- ポートフォリオ所得
- 不労所得
の全てにおいて、「それぞれ年収2000万円以上」を稼げるような3冠王のタイトルを手にしていた。
これは遡れば高校生年代の頃、
愛読していた本に、
所得には3つある。
勤労所得、
ポートフォリオ所得、
不労所得。
そして最もタチが悪いのが、勤労所得である
と書いてあった。
勤労所得とは、会社勤めをして、得られるお金である。
勤労所得のタチの悪さは自明である。
まず、職を得るために、履歴書を書き、職務経歴書を書き、面接を受けなければならない。
本当に面倒臭い。
ゴールドマンサックスでMDまで登った田中渓氏は、内定をもらうために53回面接をしたという。最終的には17年勤めてMDまで登った人が、入口の段階ではそれだけ苦労している。とんでもない話である。
まず、入りが面倒臭い。
それだけじゃなく、出口が面倒臭い。
残存価値がないのだ。
サラリーマン労働の世界は、年寄りは嫌われる。
若い労働力が好まれる。
歳を重ねるにつれて、年収は上がっていくが、
残存価値が少ないのである。
賞味期限、消費期限がある。
27歳あたりで業界・職種未経験は受け付けてもらえなくなるし、35歳になってマネジメント経験がないとしんどいし・・・みたいな。
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〜22:新卒カード期(学歴ゲー)
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23〜25:第二新卒・ポテンシャル採用のラストチャンス
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26〜27:未経験転職の黄信号期
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28〜29:未経験ほぼNG、本格的に「即戦力フィルター」
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30〜32:キャリアの“型”がほぼ固定されるタイミング
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33〜34:マネジメント or 専門職の芽がなければ厳しくなる準備段階
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35:最初の“年齢の崖”:「35まで」の求人に当たる
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36〜39:中間管理職ゾーン。マネジメント経験がないと一気に苦しくなる
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40〜44:役職ついてない or ノンマネなら「詰みかけ」ゾーン
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45:役職定年・早期退職の射程に入り始める
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46〜49:45歳以上募集は激減。転職市場も一気に冷える
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50〜54:「ポストオフ」「出向」「子会社行き」が本格化
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55〜59:役職定年・希望退職・年収カットの現実フェーズ
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60〜65:再雇用・嘱託・契約社員フェーズ
つまり、
有名大学を出たとか、
良い会社に入れたとか、
営業スキルが身についたとか、
エクセルができるようになった・・・とか
細かい話は色々あるが、
歳を重ねるにつれて、
「この年齢でこれはクリアできてないとダメ!」
というハードルがどんどん上がり、
さらに労働者としての耐用年数は限られ、
残存価値が低いのである。
だから、勤労所得は、質が悪いのだ。
仮に、
オレ、26歳で年収800万円あるぜ!
みたいなイキリをしていても、
5年後、10年後はどうなっているかわからない。
その時には、「36歳の出世コースから外れた年収800万円おじさん(独身)」になっているかもしれない。
〜22歳:新卒カード期(大学・院卒)
特徴
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「ポテンシャル採用」の世界。
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業界・職種未経験は当たり前でノーカウント。
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見られるのは主に
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学歴
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ガクチカ(就活用の盛ったエピソード)
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コミュ力・印象
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この時期の“壁”
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就活に失敗すると「正社員新卒枠」が一気に狭まる
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フリーター・非正規になると次フェーズで不利
23〜25歳:第二新卒・ポテンシャル採用のラストゾーン
よくあるライン:
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「第二新卒歓迎」「ポテンシャル採用」→ 25歳くらいまでを想定している企業が多い
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23〜24:ほぼ新卒扱いしてくれるところもある
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25:ギリ。ここで新卒・第二新卒路線に乗れなかった人は、26以降きつくなる
この時期に増える制約
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「社会人経験○年以上」が求められる求人が目立ち始める
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フリーター歴が長いと、「何で?」とかなり突っ込まれる
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中途採用でも、「育てる前提」で拾ってもらえる最後の年齢帯
26〜27歳:未経験転職に黄信号が灯るゾーン
ここから 企業側の空気がかなり変わるライン。
暗黙のメッセージ
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「26〜27で業界・職種未経験? まだギリ検討するけど、理由ちゃんと説明してね」
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「20代後半で軸ブレ過ぎの人は避けたい」
この辺で出てくる壁
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未経験OK求人の「年齢上限」がだいたい「〜27歳」と書かれ始める
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同じ「未経験歓迎」でも、23歳と27歳では企業の視線が全然違う
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23:これから育成ターゲット
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27:そろそろ即戦力にならないとコスパ悪い
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ここで詰むパターン
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スキルがついてないのに、職歴が増えるだけで「年齢だけ上がる」
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「なんとなくで転職」して職種がブレまくってると、27くらいで“使いづらい人”ラベル
28〜29歳:未経験ほぼNG、「経験者フィルター」が本格発動
企業の本音
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28〜29の段階で「未経験」はかなり警戒される
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同年代で既にバリバリやってる人が大量にいる
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「何をやってきたか」「何ができるか」が問われるフェーズに入る
この年代での主な“壁”
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「20代歓迎(〜29歳)」の求人がラスト
→ つまり年齢で足切りが始まる -
未経験可・ポテンシャル採用は最終コーナー
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転職エージェントでも、
「未経験エンジニア」みたいな売り方は27くらいまでが主戦場で、28〜29から急に案件が減る
ここまでに決まっていないと辛いもの
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自分の“軸となる職種”
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ある程度「語れる実績」
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業界知識の蓄積
30〜32歳:キャリアの“型”がほぼ確定するタイミング
ここから、世間が「中堅」と見なす年齢帯。
企業の見方
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「もう若手ではない」
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「この年齢なら“自走”できて当たり前」
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「ある程度の後輩指導くらいはやっていてほしい」
新しく出てくる壁
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「30歳まで」「32歳まで」の表記が急増
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完全未経験職種への転職は、
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年収をかなり落とす
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小さい会社 / ブラック寄り
みたいな条件になりやすい
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大企業への中途は「専門スキルor実績」がないとほぼ無理
ここまでにないときついもの
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明確なスキルセット(営業・企画・エンジニア・アナリストなど)
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具体的な成果やプロジェクト経験
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業界内での“文脈”・人脈
33〜34歳:「マネジメントか? 専門職か?」の分岐点
企業側の暗黙の期待が変わるゾーン。
この頃に企業がチェックすること
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「リーダー経験があるか」
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「部下・後輩を何人マネジメントしたか」
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「チームとしての成果に責任を持った経験があるか」
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もしくは「専門職としてかなり深いスキルがあるか」
出てくる壁
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一般職レベルの経験しかないと、同年代との比較で一気に見劣りする
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転職先も、「平社員として採る」ことに企業が慎重になる
→ 給与レンジ・職位のバランスが崩れるから
35歳:最初の大きな“年齢の崖”
求人票でよく見る「35歳くらいまで」という表現。
これは結構リアルなライン。
なぜ35か?
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20代:主にポテンシャル採用
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30〜34:キャリア中盤、伸び盛り
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35:
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マネージャーになっていてもおかしくない
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専門職としても“相当なレベル”になっていてほしい
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35歳で“ないと痛い”もの
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課長・係長・チームリーダーなどの「肩書」
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3〜5人程度はまとめた経験
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売上・利益などの「数字責任」の経験
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or 超専門職(研究職・エンジニア・データサイエンティストなど)として抜けているスキル
ここで露呈するヤバさ
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キャリアをフラフラしていて「浅く広く」しかやってないと、
同年代と比べてやれることの薄さがバレる -
「まあ30前半ならまだ伸びしろに期待して…」が通用しなくなる
36〜39歳:マネジメント経験がないと一気に苦しくなるゾーン
企業目線
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「この年齢なら、中間管理職として機能してほしい」
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「部門目標を背負わせても大丈夫か?」
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「部下を持たせても崩れないか?」
壁が増えるポイント
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求人で「マネジメント経験必須」が一気に増える
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中途採用でも「プレイングマネージャー」ポジションがメイン
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「プレイヤー枠」での採用は給与を抑えられやすく、ポストも限られる
この年齢で無いとかなり痛い
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何らかの「管理職」経験
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「評価」「採用」「育成」など、人的マネジメントの経験
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自分一人ではなく、「チームとして数字を作った」経験
40〜44歳:「役職ついてるか? or ノンマネか?」で人生が大きく分かれる
ここから空気がガラリと変わる。
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40超えて管理職経験なし → 企業から見て“かなりリスク高い人材”
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「ずっとプレイヤーでした」は中小ベンチャーならOKな場合もあるが、大企業では重いマイナス
転職市場の実態
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40代採用=「部長・課長・マネージャー」クラスを求めるケースが多い
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それなりの年収(600〜1000万)を払う前提なので、「マネジメントなし」人材は候補に上がりにくい
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専門職で突き抜けていれば別ルート(スペシャリスト採用)はあるが、希少
社内でも起きること
-
同期の中で「管理職ルート」と「ノン役職ルート」が完全に分かれる
-
評価テーブル・昇給テーブルが事実上分岐する
45歳前後:役職定年・早期退職の射程に入る
多くの大企業で、45歳前後から構造的な“出口戦略”が動き始める。
代表的なイベント
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役職定年(55とかだけど、45〜で将来がほぼ見え始める)
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早期退職・希望退職の対象年齢に入る
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組織改編・子会社出向・地方転勤などの「ポスト整理」の一環に巻き込まれやすくなる
45以降の転職市場
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「45歳以上歓迎」の求人はかなり少ない
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あっても
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ハードな営業
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管理職ポジション(これまでの経験がモロに見られる)
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or 人手不足業界(介護など)
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-
実質的に「キャリアドリフト(レベルダウン転職)」になりがち
46〜49歳:「45歳以上」というだけで足切りされることが増える
年齢だけでNGになる世界に入る。
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エージェントからの案件提案数がガクッと減る
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「同じ給料水準+同じレベルの仕事」に転職するのはかなり困難
-
「60歳まで今の会社で持つのか?」という現実が重くのしかかる
会社内での現象
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管理職として「上に行けない」ことがほぼ確定し始める
-
逆に、下から若手管理職が上がってくる → 自分のポジションがサンドイッチ化
50〜54歳:ポストオフ・出向・子会社・関連会社行きが現実化
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本社ポストが足りない
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若手を上げないと組織が詰む
→ その皺寄せが来るのがこの層。
あるある
-
「部長 → 関連会社の役員」「本社課長 → 子会社管理職」
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見た目は“栄転”っぽく聞こえるが、実態は本体組織からの切り離し
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年収は数年単位でじわじわ削られ始める
55〜59歳:役職定年・希望退職・年収カットの現実フェーズ
多くの会社で出てくるキーワード
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役職定年(55歳で管理職から外される)
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早期退職募集(○歳以上対象)
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再雇用制度(給与大幅ダウン)
-
賞与減額
-
「嘱託」「シニアスタッフ」といった肩書きへの切り替え
この時期の壁
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55歳以降での転職は、
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よほどの専門職
-
もしくは人手不足業界
くらいしかない
-
-
実質的に「会社を選べない立場」になる
60〜65歳:再雇用・嘱託・契約社員フェーズ
典型的な流れ
-
定年(60歳)
-
希望者は再雇用(〜65歳)
-
給与は5〜7割に落ちることが多い
-
役職は外され、ラインから外れた補助的ポジションになる
まとめ:歳を重ねるほどに増える障害
ざっくりまとめると、年齢とともに増える“見えない制約”はこんな感じ:
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〜25:
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「新卒・第二新卒」カードの有効期限
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未経験歓迎の最後のボリュームゾーン
-
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26〜29:
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未経験への門が一気に狭まる
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「何ができるのか」を問われ始める
-
-
30〜34:
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専門性 or 実績 or 転職歴の筋が問われる
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「そろそろ中堅としてチームを引っ張れるか?」
-
-
35〜39:
-
マネジメント経験の有無が“致命的な差”になる
-
「35歳まで」の求人に当たり続ける
-
-
40〜44:
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管理職 or ノンマネでキャリアの格差がはっきり
-
転職市場での選択肢が大幅に減る
-
-
45〜54:
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役職定年・早期退職・出向・子会社行きが視野に
-
45歳以上転職はかなり厳しい
-
-
55〜:
-
役職定年・再雇用・年収大幅ダウン
-
「働く場所を選べない」側に寄っていく
-
これらを考えると、
ひとまず、勤労所得のゴールは、
- 年収 2000万円以上
- 役員クラス以上
というのがゴールになるだろう。
私はこれを達成した。
このクラスのオファーは、たくさん受けている。
ただ、
新浪剛史の末路を見てわかるとおり、
高級役員・高給上位サラリーマン
まで上り詰めても、
何かあるとすぐ切られるのが勤労所得の怖いところでもある。
税金もガッツリ取られる。
役員クラスになっても、縛りはある。会社では出世するほど自由が増えるが、一方で、「会社の看板を背負っている」という重みは常にある。だから行動にも制約がかかる。
(エロい店に入ってるのを見られたくないから、という理由でデリヘルなどを多用している会社役員はいる)
高給取りになっても、
金持ちになることはできる。
令和ロマンの松井けむりのお父さんのような、
大きな会社の役員クラスになれば、相当稼げる。
だが、稼ぎの質として、良いとは限らない。
次にもう少しマシなのが、ポートフォリオ所得である。
ポートフォリオ所得は、
- 株式
- 債券
- 投資信託
など、「紙の資産(ペーパーアセット)」をメインに、それらから入ってくるような収入である。
いうまでもないが、たとえば、これらから
「十分な収入」
が安定して入ってくるのであれば、別に働かないで良いし、しかもその行動も自由になる。
ゴールドマンサックスで頂点を極めた佐護さんという方が、とある会社の株主になっていたり、年間配当だけで3億円を超えるブリヂストン株を握っている鳩山由紀夫の実家である鳩山家なんかがこれ系のお金持ちだろう。
また、配当と比べると、
「株の売買」
によって値上がり益を狙うようなキャピタルゲインでの稼ぎは、リスクも大きい。
値上がり益を狙って、ゴールドやタワマンを買ってお金持ちになろうとするやり方も、ある種、ポートフォリオ所得の一種である。
では、
不労所得
とは何だろう。
これは、費用があって、売上があって、利益がある、という性質のものであり、なおかつ、これについての手離れが良い所得のことである。
費用がある、ということは、
投資がある、ということであり、
「お金を使う」
ことで稼ぐタイプの収入である。
自分の労働ではない。
そして、収入が絶対確定ではない代わりに、
稼げていない時はそれほど税金がかからず、稼げている時は税金がかかるが、そもそも稼ぎが勤労所得のような上限がない
という利点がある。
サラリーマンの場合は最初からそこそこ稼げてしまうし、毎月の給与が安定する代わりに、そこからコッテリと税金が取られてしまう。
そして給与はなかなか上がらない。上がりにくい。
努力し続けないといけないし、歳を老いてしまい、だんだん残存価値がなくなる。
一方、不労所得は、稼ぎにくいではあるが、稼ぐ要領を掴むと、勤労所得のような「加齢でダメになる」ということがない。また、稼ぎの天井がほぼない。
また、
不労所得である
ということは、
「レバレッジの使い手である」
ということである。
稼ぐにあたり、
レバレッジについての知見を高める。
これが、不労所得者の世界である。
ここまでいうと、
大抵、
不労所得 > ポートフォリオ所得 > 勤労所得
だと感じるだろう。
だが、勤労所得にも利点がある。
それは、
何も持たない若者であっても、すぐ、安定したそれなりの水準が手に入る
ということである。
よって、若いうちに遊び、美味しいものを食べ、旅行をし、可愛い子とデートをし、結婚して、子供を作り、家庭を形成し、家を買い・・・・
みたいな生活には、勤労所得がぴったりなのである。
ポートフォリオ所得や、
不労所得の世界は、
親から相続をした人たちが圧倒的に有利である。
結局、人間は何のために生きてるのか?
と考えると、
やはり、本能的な要請のためだ。
その意味では、
勤労所得でありながら、
楽しい仕事を見つけた人たちは、
1番バランスが取れているといえるかもしれない。
たとえば、スポーツ選手は、自分の身一つで稼いでいるという意味では勤労型の所得だ。
だが、稼ぎが大きい。
ちょっと特例タイプではあるが。
ああいうスーパースター労働的なタイプもある。
サッカー選手なんかは、
- 若い
- 金がある
- 語学に堪能
- 体も強い
とパーフェクトだし、
だいたい世界中でモテるし、
奥さんも若くて美人だ。
一方で、ポートフォリオ所得、不労所得の人たちの妻が美人かどうか、若くして成功したかどうかは、約束されない。
===
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。



